抗がん剤の治療中でも「おしゃれを楽しみたい!」と思う反面、脱毛のようにさまざまな状況を考えて、躊躇してしまっている方もいるのではないでしょうか?
実は近年、そうした状況下でも使用できるようなアイテムが続々と登場しています。
今や、治療中の誰もがおしゃれを楽しむことができるので、自分好みのおしゃれの仕方を見付け、身も心も明るく過ごしていきましょう。
治療中でもおしゃれを楽しむことにはメリットが
抗がん剤治療中は、体調の変化や今後の不安など、さまざまな心配ごとが付きまとい、どうしても過度なストレスを溜め込んでしまいがちです。
そんなとき、「おしゃれをする気分にはなれない……」と考える方もいるかもしれませんが、逆に治療中だからこそおしゃれをする意味があります。
おしゃれを楽しむことは、見た目を美しくするメリットだけでなく、気持ちの面でさまざまなメリットがあるからです。
日ごろの楽しみが増えると、自身の精神状態は大きく変化し、ストレスに対抗できるような精神力を身に付けることができるようになると言われます。
がんと闘っていく上で、精神力の強さはとても大切な要素のひとつとなるので、少しでも楽しめる状況を作り、万全の状態で治療に臨むようにしてください。
抗がん剤治療中でも楽しめる!おしゃれグッズ
ひと昔前とは違い、近年はがんの治療をしている人向けのおしゃれグッズが多数販売されています。
ここではその代表的なアイテムと、使用例をジャンル別に紹介していきます。
ぜひ、おしゃれの参考にしてみてください。
頭に着用する帽子類
もっとも手軽なおしゃれグッズのひとつです。
ニット帽やナイトキャップ、バンダナなどバリエーションが豊富で、どれも付け外しが手軽です。
毛髪の脱毛といった副作用が起きてしまった際に頭皮の保護に役立つためとても重宝します。
ウィッグ類
こちらも、髪の毛が抜けてしまった際に使用するアイテムです。
例えば、医療向けフルウィッグの場合、種類が豊富なので、自分の元の髪型に近付けたり、思い切ったイメージチェンジをしたり、目的に沿ったおしゃれが実現できます。
部分ウィッグやヘアピースもあるため、帽子類と組み合わせて使うのもおすすめです。
身に付けるグッズ
外出時に役立つグッズには、日傘やファッショングラスなどがあります。
日傘は紫外線から肌を守り、ファッショングラスはまつげが抜けてしまった際に目立たなくしたり、ゴミの侵入を防いだりする効果があります。
中でも、ファッショングラスは種類が多いため、室内では伊達メガネ風に、外出時には少し派手なサングラス風、と使い分けてみるとさらにおしゃれを楽しめるかもしれません。
ここまで、抗がん剤治療中でも使えるおしゃれグッズを紹介してきました。
興味の湧くようなアイテムは見付かりましたでしょうか?
「治療中だからいつも通りのおしゃれはできない……」と悲観する必要はありません。
自分に合ったスタイルを見付けて、存分におしゃれを楽しんでみてください。