抗がん剤治療後って髪の毛は生えるの?

抗がん剤治療後って髪の毛は生えるの?

抗がん剤の投与を受けている方や、これから受ける予定の方にとって、脱毛は非常に不安な副作用のひとつでしょう。

さらに多くの方が気にしているのが、抗がん剤治療後、きちんと髪の毛が生えてくるのかどうか、というところです。

ここでは脱毛が始まる時期から、再び髪の毛が生えてくる時期などについて紹介していきます。

上記のような悩みを抱えている方は以下を参考に理解を深め、脱毛の不安を少しでも和らげられれば幸いです。

抗がん剤治療を受けたらいつから脱毛が始まるの?

抗がん剤の副作用によって髪の毛が抜けてしまうと言っても、投与後すぐに抜け始めるわけではありません。

あくまで一般的な例ですが、投与開始から約2週間~1カ月程度で脱毛が始まるとされています。

この際、始めは少量の抜け毛で、少しずつ抜け毛の量が増えていくケースが多いです。

ただし、毛の抜け方やその時期に関しては個人差があり、抗がん剤の種類や投与期間、および投与量によっても差異が出てきます。

そのため、必ずしも上記の限りではないということです。

詳しくは担当医に相談するようにしてください。

脱毛後どのくらいで髪の毛は生えてくる?

抗がん剤の副作用による脱毛は、あくまでも一時的なものです。

ほとんどの方は抗がん剤の投与が終了したあと、しばらく経つと新しい髪の毛が生え始めます。

生えない可能性もゼロではありませんが、生える確率のほうが高くなっており、この点は安心して良いのではないでしょうか。

生え始めるのは抗がん剤の投与終了後、約1~3カ月が一般的で、最初は産毛のような柔らかい毛から生え始めることが多いです。

全てが生え揃うには、約8カ月~1年程度の期間が必要になることを覚えておいてください。

ただ、髪の毛が生えるスピードや量には個人差があるので、仮に時間が掛かったとしても決して焦らないようにしましょう。

再び生えてきた髪の毛の質について

抗がん剤治療後、再び生えてくる髪の毛が以前とは全く違った髪質になるケースがあります。

もともと柔らかい髪質だったのが固くなったり、クセがなかったのにくせっ毛になったり、症状は多岐にわたります。

髪質が変わったことで不安に感じる方も多いようですが、生えてくるのは一から作られた新毛なので、ツヤもよく以前の髪の毛より扱いやすい髪質になることも少ないながら見られるようです。

抗がん剤による脱毛症状は、誰もが憂鬱になってしまうものですが、少し考え方を変えると髪質を改善するチャンスだと捉えることもできます。

治療中は、何ごとも前向きに考えるのはとても大切です。

髪の毛が抜けてしまうことばかりを不安に考えるのではなく、新しい髪の毛が生えてくるまでの、そのプロセスや成果を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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