円形脱毛症や抜毛症、抗がん剤治療の副作用による脱毛をカバーしてくれる医療用ウィッグ。
病気治療における見た目のカバーには欠かせないアイテムです。
しかし、医療用ウィッグの着用によって「見た目が不自然になるのでは」「周囲にバレてしまうのでは」といった不安を抱く方も少なくありません。
そこで今回は、医療用ウィッグで自然な髪型を実現する方法について、ウィッグの選び方、付け方など、様々な角度からご紹介します。
自分と相性の良い医療用ウィッグの見つけ方
ご自身と相性の良い医療用ウィッグを見つける際は、以下のポイントにご注意ください。
毛の素材
化学繊維を使用した人工毛の場合、透明感のない黒さや、テカリが目立つことがあります。
人毛や人毛ミックスならば、このような不自然さを避けることが期待できるでしょう。
つむじ
つむじの毛の間隔が詰まりすぎている、あるいは、つむじのないウィッグは不自然な印象を与えます。
また人工皮膚を使用していれば、上から見た際の不自然な印象を避けることが可能です。
もみあげ
もみあげは意外に目立つポイント。
もみあげ部分が違和感のない範囲で深く、顔の輪郭に沿って毛が自然にカーブしているウィッグを選べば、不自然な印象を避けることができます。
医療用ウィッグを違和感なく付ける方法とは
医療用ウィッグを違和感なくつけるためには、以下のポイントにご注意ください。
地毛を平らにする
ウィッグをつける前に地毛をまとめますが、その際できるだけ平らにしておかないと、ウィッグが浮いてしまう恐れがあります。
生え際から少し後ろにつける
ウィッグが外れる心配から、前気味につける方もいらっしゃいますが、おでこが狭く不自然な印象となります。
ウィッグは生え際ぴったりではなく、1〜2cmほど後ろにつけると自然な印象です。
多方向からチェックする
前から見て自然でも、横や後ろから見た場合、ウィッグが不自然に見えるかもしれません。
ウィッグ装着後は、合わせ鏡や三面鏡を使ったり、家族の方などに見てもらい、しっかりとチェックすることをおすすめします。
医療用ウィッグを付けても気づかれない自然な髪型の種類とは
周囲に医療用ウィッグの着用を気づかれたくない場合は、ウィッグに切り替える前の髪型に近いヘアスタイルを選ぶと良いでしょう。
近年、既製品の医療用ウィッグの種類も豊富なので、その中からウィッグ切り替え前の髪型に近いものを選ぶのがおすすめです。
ウィッグ切り替え前の髪型に近いものがない場合は、オーダーメイドを検討するのもひとつの方法。
オーダーメイドであればヘアスタイルのみならず、毛の色や素材も自由に選ぶことが可能。
細部まで調整・再現できます。
なお、マリブウィッグではウィッグのカットを承っており、パーマやカラーリングなどのアレンジにも対応しております。
医療用ウィッグを付けても自然な髪型を維持するためのポイントとは
医療用ウィッグを自然な髪型で維持するためには、 定期的なケアやメンテナンスが必要です。
しかし、病気治療中にご自分でケアやメンテナンスを行うのは大変なので、あらかじめアフターケアの充実したメーカーのウィッグを選ぶと良いでしょう。
私たちマリブウィッグは、治療中のカット、サイズ・スタイル調整は「何度でも無料」で対応いたします。
さらに、治療後もご希望に応じて、普段使いのウィッグとしてご使用いただけるよう、メンテナンスすることも可能です。
専任アドバイザーが、アフターケアからご相談に至るまでを担当するため、安心してご利用いただけます。
まとめ
医療用ウィッグで自然な髪型を実現するためには、毛の素材、もみあげ・つむじの作りに注意して選び、正しい付け方を実践することが大切です。
医療用ウィッグは、抗がん剤治療を受ける方では2年前後という長期間にわたって着用するケースも少なくありません。
闘病中のウィッグをベストな状態でキープするため、マリブウィッグでは充実したアフターケア体制を整えております。