頭皮や髪の毛は、抗がん剤治療の副作用が最も目立ちやすい場所の一つです。
そのため、ヘアケアや頭皮ケアに悩む方も多いかもしれませんが、間違った方法では逆効果となりますのでご注意ください。
今回は、抗がん剤治療による髪の変化とともに、最適なヘアケア・頭皮ケアについて紹介します。
抗がん剤治療による抜け始めの際に行うこと
抗がん剤治療による脱毛は、おおよそ1~3週間後から始まると考えられます。
そこで不安を感じる方も多いかと思いますが、抜け始めの際に行うべきことを理解しておくだけでも、焦りが和らぐことでしょう。
まずは、まずは抗がん剤治療中の髪の毛の洗い方や、医療用ウィッグの活用などについてチェックします。
●抗がん剤治療の髪の毛の洗い方について
「毛が抜けやすくなっているから、あまり髪の毛や頭皮を洗いたくない」という方も多いかもしれません。しかし、髪の毛や頭皮を清潔に保たないと、毛穴のつまりや皮膚炎が発生する恐れがあります。
抗がん剤治療中の、正しい髪の毛の洗い方のポイントは以下の3つです。
・シャンプーは低刺激なものを選び、洗髪前にしっかりと泡立てます。
・指の腹を使ってゆっくりやさしく洗い上げます。
・頭皮にシャンプーが残らないよう、しっかり洗い流します。
なお、頭皮マッサージは頭皮に対する抗がん剤の影響を強める恐れがあるほか、抗がん剤治療中の育毛剤の使用も効果が期待できないため避けましょう。
●抗がん剤治療中は医療用ウィッグを活用する
抗がん剤治療中の脱毛はショックですが、医療用ウィッグを活用することで、安心して治療に臨むことができます。
なお、医療用ウィッグを選ぶのは、抗がん剤治療決定後の「治療前」がベターとなります。治療がスタートすると、体調の変化によって、ウィッグ選びが難しくなるケースもあるからです。
医療用ウィッグは、抗がん剤治療後、髪の毛がある程度の長さになるまで利用できます。そのため、できるだけ満足のいくものを選ぶことが大切です。治療前の髪型や好みなどを考慮しつつ、実際に試着して選ぶと良いでしょう。
正しく頭皮ケアを行う際のポイントとは
抗がん剤治療が終了し、頭皮の状態が落ち着いてきたら頭皮ケアを開始しましょう。
適切な頭皮ケアを行うことで、健康的な発毛・育毛をサポートすることが期待できますので、しっかりとポイントを押さえて実践するようにしてください。
●脱毛前との髪質の変化に悩まないための頭皮ケアのポイント
抗がん剤治療終了後の発毛で、くせ毛や髪の毛のうねりなど、髪質の変化を感じる方も少なくありません。これは一時的なもので、元の髪質に戻ることも多いですが、頭皮ケアなどいくつかのポイントを以下にご紹介します。
・頭皮マッサージを行う
頭皮の血行促進によって、健康的な髪の毛が育つことをサポートする効果が期待できます。シャンプーや育毛剤をつけた状態で行うことも可能です。
・ストレートパーマをかける
髪の毛がある程度の長さになってきたら、ストレートパーマをかけることでくせ毛がカバーできます。
・抗がん剤による脱毛時期専用のシャンプーを使う
現在、抗がん剤治療後の頭皮ケアに適したシャンプーも販売されており、髪質の変化に悩む方は利用を検討されると良いでしょう。
●頭皮ケアについて専門家からアドバイスを受ける
抗がん剤治療中〜治療後の頭皮ケアに際して、経験豊富な専門家からアドバイスを受けるのは良い方法です。かかりつけ医や看護師さんほか、医療用ウィッグ専門店のスタッフも豊富な知識を持っています。
特に医療用ウィッグ専門店のスタッフには、ウィッグ着用ならではの事情(毛穴のつまりやすさ)を考慮したアドバイスが期待できます。
まとめ
私たちマリブウィッグは、高品質で様々なスタイルに対応した医療用ウィッグをご用意しております。
抗がん剤治療を受けると、髪の毛に様々な変化が起きて、不安を感じることでしょう。
マリブウィッグは、経験豊富な専任アドバイザーをご用意し、抗がん剤治療で不安を感じる多くの方々に寄り添って参りました。治療中のお悩みから、最適なウィッグ選びまで、ぜひお気軽にご相談ください。