ウィッグを長時間使用して臭いや汚れが気になる時や、ヘアスプレーやワックスでべた付いてしまった時は、水洗いしてきれいにしたいものですよね。
また、しばらく使わないことが分かっている場合も、一度洗ってから保管することをおすすめします。
本記事では、おうちで簡単にできるウィッグの洗い方を3ステップに沿って解説し、ウィッグを清潔に長く使用するためのコツをご紹介します。
1. ウィッグを洗う前にブラッシング
ウィッグを洗う前に、まず丁寧にブラッシングして毛のもつれを取り、逆毛を直しましょう。
ブラッシングには、表面のほこりを落とすことで、シャンプーの泡立ちが良くなるという利点もあります。
できるだけ目の粗いブラシを使うと、ウィッグからの抜け毛も多少防ぐことが可能です。
ただし毛のからまりがひどい場合や、ワックスなどの整髪剤で固めている場合は、無理にブラッシングするとウィッグにダメージを与えてしまいます。
このような時はブラッシングの行程は飛ばして、そのまま洗ったほうが良いでしょう。
2. ウィッグを洗う
●人毛用シャンプーやウィッグ専用シャンプーでの洗い方
ウィッグを洗う際は普通のシャンプーでも大丈夫ですが、シャンプーには人毛に合わせた栄養分など余計なものが含まれているため、すすぎ残しがあるとウィッグの劣化を早めてしまいます。
できれば、ウィッグ専用シャンプーで洗うのがおすすめです。普通のシャンプーを使う場合は、十分にすすぐように気をつけてください。ウィッグの基本的な洗い方は、次の通りです。
手でよく泡立てる
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洗面器やシンクに水かぬるま湯を張り、シャンプー剤を4~5滴たらす(※パーツウィッグの場合はもっと少なくてよい)
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洗濯用ネットに入れたウィッグを浸し、押し洗いする。汚れがひどい箇所は軽くもみ洗いする
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汚れが取れたら水を入れ替え、濁りがなくなるまでよくすすぐ
3.ウィッグを乾燥させる
●自然乾燥させる方法
シャンプー後のウィッグをネットから出し、タオルに包み込むようにして押しながら水気を取り、その後タオルに載せたまま室内で平干して自然乾燥させます。
●ドライヤーで乾かす方法
お使いのウィッグが耐熱ファイバー製であれば、ドライヤーを使って一気に乾かすこともできます。
タオルで水気を取るまでは自然乾燥の手順と一緒ですが、ある程度ウィッグの水分が飛んだら、ウィッグスタンドにセットした状態でドライヤーを当てます。
一カ所に集中して当てすぎると、毛の縮れの原因になるので、まんべんなく乾かすようにしましょう。
●ウィッグ専用スプレーで仕上げ
自然乾燥orドライヤーでウィッグが完全に乾かしたら、ウィッグ専用のオイルスプレーを吹き付け、ブラシで形を整えましょう。
仕上げにスプレーをすると、美しいツヤが戻ります。
まとめ
ウィッグは長時間にわたってかぶり続けることが多いため、どうしても皮脂や汗で汚れてしまいがちです。
汚れや臭いが気になったら、本記事を参考にシャンプー・リンス・乾燥までのケアをしっかり行いましょう。
まめなお手入れによってウィッグの劣化を軽減することができますので、お気に入りのウィッグを長く使い続けるためにもぜひやってみてくださいね。