あなたは抜毛症という病気を知っていますか?
脱毛症は病気や体質、加齢によって毛が抜けてしまうことを指しますが、抜毛症は「自分で毛を抜いてしまう」症状のことを言います。
そのため利き手側に偏る傾向が強く、一部分だけが薄毛や円形脱毛症になるなどの特徴があります。
自分の意志でやめることが難しいとも言われる抜毛症。この記事では、部分的に気になる髪の薄毛や頭皮を隠すオススメの方法をご紹介します。
抜毛症とは|自分で髪の毛などを抜いてしまう病気
抜毛症とは、自分で正常な髪の毛や眉毛など体毛を抜いてしまう病気です。
その原因として精神的なストレスが挙げられますが、実はまだはっきりとした理由は分かっていません。
はじめは無意識に抜いているだけで、たまに気が付いても「ただの癖だろう」と本人もほとんど気にしません。
また、家族の前でしか行わない、「どうにかしてやめよう」と決心しても繰り返してしまうなどの特徴があります。
発症は男性より女性に多く、特に小学校高学年から思春期に掛けての発症率が高いようですが、6歳より前や成人した後になる人もいます。
そして体毛の喪失や薄毛に悩み、しかし抜毛をやめることもできず、日常生活に支障をきたすこともあるのです。
抜毛症を克服するには|セルフチェックで自分の症状を知る
はじめは全くの無意識で抜いていた人も、減っていく毛量で自分の抜毛行為に気づくことが多いです。
そして、毛を抜いているという自覚があるときと、無意識で抜毛してしまうときがあり、ほとんどの人はどちらの症状も持っています。
自覚のある症状と、無自覚の症状にはどのようなものがあるのかを改めて理解する必要があります。
まずは抜毛症を克服するための第一歩として、自分にはどんな症状があるのかセルフチェックしてみましょう。
【抜毛症セルフチェック】
●髪や眉毛、まつ毛など身だしなみに欠かせない部分でも構わず引き抜いてしまう
●毛を抜くたびに後悔して、「次は抜かない」と決心しても再び抜いてしまう
●「毛を抜きたい」という衝動を抑えられない自分を責めてしまう
●毛を抜く行為がやめられず、日常生活に支障があり苦痛を感じている
この中でどれか一つでも当てはまった人は、抜毛症の疑いがあります。
気になる症状があるなら自己判断せず、まずは医師の診察を受けて、診断を受けましょう。
部分的な抜毛症を隠す方法
部分的な抜毛症においては、ほとんどの人がそこを隠すような髪形になるよう工夫を凝らします。
治療にはある程度の時間が掛かることが考えられるため、周囲の目を気にしなくてすむようにすることは治療の面からも大切になってくるのです。
抜毛症の治療は心と身体の両面から同時にアプローチするのが基本なので、精神科医と皮膚科医が連携して治療にあたるのが一般的です。
治るまでの間、薄くなった部分を隠したり保護したりするためにウィッグを使用する方法が手軽にできる方法としてオススメしております。
部分的な抜毛症を隠すにはヘアピースがおすすめ
抜毛症において「どこの毛を抜くのか」という点においては、本当に人それぞれです。
前髪や襟足、頭頂部など固定して箇所を抜く人もいれば、薄くなったら別の場所に移動するなどあります。
部分的に隠すためには、ヘアピースやフロントウィッグなどの部分ウィッグがピッタリです。
マリブウィッグでは気になる部分に自然なボリュームを与えてくれる「フロントウィッグ」、「ヘアピース」を取り扱っております。
まずは抜毛症で抜いてしまった部分をカバーするために試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
抜毛症は脱毛症と違って、全ての毛が抜け落ちてしまう訳ではありません。
自ら抜きたい場所を抜いてしまうため、一部分が薄くなったり円形脱毛症のようになったりします。
治療中、髪の薄い部分を隠したり守ったりするにはウィッグが有効です。
特定の場所だけなら、フルウィッグよりフロントウィッグ・ヘアピースを使って隠す方法がオススメです。
上手く隠しながら治療に取り組める環境を整えてあげましょう。