がん治療をされている女性の中には「脱毛が大きな悩み」という方も多いのではないでしょうか。
抗がん剤治療においては、副作用で脱毛が起きるケースも少なくありません。そこで大きな注目を浴びているのが「医療用ウィッグ」です。
闘病を乗り切る上で心強いパートナーとなるアイテムと言えるでしょう。
今回は、抗がん剤治療に向けた医療用ウィッグについて、適切な購入・使用のタイミング、間違いのない選び方をわかりやすくご紹介します。
医療用ウィッグは抗がん剤治療前から準備を
医療用ウィッグを準備するタイミングは「抗がん剤治療の前から」がベターです。
特にオーダーメイドの場合などでは、出来上がりまでに多少の日数がかかる場合があります。
「脱毛が始まったらすぐにウィッグを着用したい」という方は、治療前に準備しておくと、精神的にもゆとりが生まれることでしょう。
もちろん、体調などの問題もありますので、無理の無い範囲で準備を進めてください。
医療用ウィッグの使用が必要になる期間
医療用ウィッグが必要になる期間は「抗がん剤治療による脱毛の始まり」から「抗がん剤治療終了後から数年経過程度まで」です。
具体的には、トータルで1年半〜2年程度の期間が予想されます。
治療中から治療後の髪の毛の状態は以下の通りです。
①抗がん剤治療のスタート
脱毛は、抗がん剤治療のスタートより、1週間程度で始まります。
1か月半後には9割、3ヶ月後にはほぼ全て脱毛した状態になります。
②抗がん剤治療の終了
再び発毛が始まるのは、抗がん剤治療終了後、1〜2ヶ月程度からです。
③抗がん剤治療終了から1年
抗がん剤治療終了から1年程度経過すると、ベリーショートの長さまで発毛します。
④ウィッグの使用終了
髪の毛が伸びるはやさには個人差があるものの、およそ1ヶ月に1cmが目安です。
医療用ウィッグの選び方
・毛材を確認する
ウィッグの毛材には、人毛、人工毛、さらにこれらを合わせたミックス毛の3種類が存在します。
人毛は、ナチュラルさが大きなメリットで、ヘアカラーも可能です。ただし、ケアに少々手間がかかるほか、 重さが感じられるケースもあります。
人工毛は、スタイルの持続性、軽さが大きなメリットで、ケアも容易です。ただし、人毛に比べるとナチュラルさで及ばないケースもあります。
ミックス毛は、人毛と人工毛を適切な割合でミックスすることで、それぞれの持つメリットを享受することができます。
・つむじ部分の素材を確認する
見た目のナチュラルさをより重視される方は、つむじ部分に人工皮膚が使用されたウィッグを選ぶと良いでしょう。
・ご自分に合った色を選ぶ
ウィッグには様々な色がラインナップされていますが、ご自身の瞳や肌の色を基準にします。
ご自分で判断するのが難しい場合には、ご家族や店員スタッフに見てもらい、判断を仰ぐと良いでしょう。
・サイズ感を確認する
頭のサイズには個人差がありますので、ご自分の頭囲に合うサイズを選ぶようにしてください。
ただし脱毛前にジャストサイズを購入してしまうと、脱毛後にゆるくなることが考えられます。
そのため、アジャスター付きなど、微調整が可能なウィッグがベターです。
・事前に各種サービスをチェックする
ウィッグは購入前の試着やアドバイスほか、購入後のケアも必須です。
そのため、サービスやアフターケアが実施されているのか、購入前にチェックしておくことが得策です。
まとめ
抗がん剤治療で多くの女性を悩ませる脱毛の副作用。そんな時に頼りになるのが、医療用ウィッグです。
マリブウィッグでは、ナチュラルさとスタイルの持続性を両立した医療用ウィッグをご提供しており、多くのお客様にお喜びいただいております。ほとんどの都道府県には、マリブウィッグのアドバイザーが在籍しておりますので、是非ご用命ください。
余裕を持ったヘアスタイル調整のためにも、早めのウィッグのご準備をおすすめします。