ウィッグを使用していて気になるのが、毛がからまってしまうこと。
もともと綺麗な髪型だったのに、使っているうちに気づいたら乱れてしまって見た目が悪くなってしまった…という悩みを抱えている方はいませんか?
ここでは、お洒落を楽しむために、毛が絡まった際の対処法を紹介します。
使っていると「毛が絡まる」という悩みはつきものです。
絡まってしまったときにはどうすればいいのでしょうか。
注意点や対処法をご紹介しましょう。
ブラッシングは毛先から!
ウィッグが絡まるというトラブルは、付いてしまったホコリや汚れが原因になることも少なくありません。
ブラッシングなど日頃のお手入れをしっかり行うことが、絡まることを防ぐ第一歩と考えておきましょう。
それでも絡まってしまった場合に、一番やってはいけないのが無理矢理ほどこうとすることです。
無理に力を加えると毛が切れてしまうこともあるので、まずはブラッシングをすることから始めましょう。
ブラッシングは、必ず毛先から少しずつとかしていきます。
頭頂部や絡まった場所からブラシを入れてしまうと、回りの毛も巻き込んでさらに絡まってしまうことも…。
ウィッグ用専用ブラシで毛先から少しずつ、ホコリを取るような優しいイメージで優しくとかしていきましょう。
その際、ウィッグ用のスプレー(シリコンスプレー)を使うとスムーズにブラシが通り、ウィッグにかかる負担も少なくなります。
シャンプー、やリンスをウィッグにそのままつけるのはNG
ある程度スムーズにブラシが通るようになったら、シャンプーで洗っていきましょう。
人毛ミックスのウィッグの場合は、「普通のシャンプーやリンスを使っても良いのかな?」
と思う方もいるかもしれませんが、ファイバー(人工毛)・合成繊維の品質を保ち、静電気を防止するためにも専用のシャンプーとリンスを使うようにしてください。
まずは水、ぬるま湯にシャンプーを加え、よく泡立てた“シャンプー水”を作ります。
その中にウィッグを入れて軽く押し洗いして下さい。
タッチはあくまでも優しく洗い、汚れが取れないようなら新たにシャンプー水を作りもう一度手やブラシでとかしながら洗います。
その後はまた水を変え、軽く押しながら良くすすぎましょう。
リンスもシャンプー同様で、毛には直接つけずに“リンス水”を作り、2~3分ほど浸けます。(リンスのすすぎは不要です)
しっかりと乾かしてセットしようドライヤーは使っていいの?
リンス水から出したら次は乾燥です。
ウィッグをタオルに包み、叩くように水分を取っていきます。
このとき強く叩き過ぎるとダメージを与えてしまうので、ポンポンと軽く叩くように注意してください。
大方の水分が取れたら、ブラッシングして毛並みを整え直射日光の当たらない場所で陰干しします。
ウィッグを寝かせた状態で自然乾燥するように心がけましょう。
洗ったことでカールがとれてしまったり、うねりが出てしまった場合には、スタイルを整えてあげましょう。
お持ちのが人毛、耐熱タイプの商品であれば、地毛と同じようにコテやヘアアイロンで仕上げができます。
自分の好きなスタイルにセットしましょう。
毛の種類によってはドライヤーを使用しても良いウィッグもありますが、その場合も出来るだけ熱風は避け冷風で乾燥させることをおすすめします。
また、自分のウィッグがドライヤーを使っていいものかどうかを、事前に確認することをお忘れなく。
これはヘアアイロンも同様です。
ドライヤーよりも高熱になるため、商品説明書などで必ず事前に確認しましょう。
絡まったウィッグは使いづらく、ご使用いただいている方にとってはの大きな悩みです。
日頃のからお手入れをして絡まりづらくしておくことが一番の対処法ですが、もし絡まってしまったときには焦って強引にほどこうとせず、上で今回ご説明した手順で少しずつほどいていきましょう。