せっかくお気に入りのウィッグを購入しても、それを永遠に使えるわけではありません。
同じものを継続的に利用している場合、寿命は通常2~3年であると言われています。
しかし、この寿命も使用方法などによってさらに短くなってしまうことも。
そうならないためにも、正しいお手入れ方法を知り、それを守って利用することが大切です。
取り扱いには十分に注意!
メーカーによっても取り扱い方法が異なります。
それぞれのメーカーに合わせた取り扱いをすることが必要ですが、基本的には次のようなことに注意してください。
まず、ウィッグは2回の使用を目安に洗うようにしましょう。
使用している時間などにもよりますが、手触りが変わってきたら洗い時です。
保管時は、ぶら下げたり、折り曲げたりしないように気をつけましょう。
型崩れをしてしまうことがあります。
保管用のアイテムもあるため、そちらを利用するのがおすすめです。
また、使用されている素材によっては、ドライヤーの熱や、水に弱いものもあります。
商品に適した取り扱いとケアをすることが必要です。
種類別のお手入れ方法を知ろう
日々のお手入れによって寿命が変わってきます。
少しでも長く使用するためには、ウィッグのメンテナンスが必要です。
その一つは洗浄。
汚れたまま放置しておくと、雑菌などが繁殖して劣化を招いてしまうのです。
ウィッグ素材には種類があります。
種類によってお手入れの方法も異なるので、それぞれに合ったケアをしましょう。
人毛の洗い方
人毛の場合は普通に髪を洗うようにシャンプーをします。
洗う際には、力を入れてゴシゴシ洗わずに、ていねいに洗いましょう。
人毛ミックス、ファイバー、化繊の洗い方
洗面器に水(約1.5〜2L)をいれて適量(約15〜20mL)シャンプーを入れ泡立てます。
その中にウィッグを入れて1~2分程度おいたら、押し洗いをします。
シャンプーが残らないようにキレイにすすぎ、今度は洗面器に水(0.5〜1L)を入れて適量(約15〜20mL)リンスを入れて、その中に数分間つけ、水で洗い流します。
洗い終わったらタオルで水分を吸い取り、風通しの良い場所で陰干しをします。
予備を持っていると便利です!
1つのウィッグをずっと使い続けるよりも、2つ以上用意して交互に使用する方が長持ちします。
また、定期的なメンテナンスの際にも予備があった方が便利でしょう。
特に人毛素材のものは髪の色が1年で褪せることが多く、修理やメンテナンスが必要となります。
その際にも予備があれば安心でしょう。
サイズが合わなくなることもある?
同じものを使い続けていると、さまざまな要因からサイズが合わなくなることがあります。
子どもの場合は、成長とともに頭のサイズが大きくなりますし、大人の場合は、髪の量が減ってきてしまうことでサイズが合わなくなることも。
また、円形脱毛症や病気の治療による抜け毛などでサイズが変わってしまうケースも考えられます。
サイズが変わる可能性がある場合には、担当のスタッフにご相談ください。